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診療案内

特殊な血液浄化療法

信州大学腎臓内科では、血液透析で培ったノウハウを活かし、血液中に病因が存在する場合の血液浄化療法(病因除去療法)を行っています。
血液中には、体にとって必要な成分と病因成分が混在するため、なるべく病因のみを取り除く必要があり、そのために多種多様な血液浄化療法が開発されています。
腎臓内科では、病態に応じて、その中で最適な方法を選択し、各診療科と連携して実践しています。
代表的な例としては、敗血症性ショックに対するエンドトキシン吸着療法、難治性ネフローゼ症候群などに対する脂質吸着療法、自己免疫疾患に対する単純血漿交換、二重膜濾過血漿交換、白血球除去療法などがあります。

また、最近は、より安全な血漿交換をめざし、選択的血漿交換(selective PE)にも積極的に取り組んでいます

近年、血液浄化療法の中で、難治性腹水治療に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)が注目されています。
CARTは難治性腹水を全量排液・全量処理し、得られた濃縮腹水を体内に再静注しないと十分な効果が得られません。信州大学腎臓内科では、安全かつ効果的なCARTをめざし、DC-CARTという新たなCART方法を確立し多くの難治性腹水患者さんの予後改善に寄与しています。

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