ニュース 記事詳細
2018.02.02【ニュース】
第52回信州大学医学部附属病院腎臓病教室の報告
平成29年12月10日(日)に開催されました
腎臓病教室(調理実習)について報告させていただきます。
今回は「エネルギー確保と減塩」をテーマに
腎臓病のための洋食メニューということで
ハンバーグをメインとした献立で実習を行いました。
以下講義と実習の様子です。
ある班の完成図です。
ふっくら美味しそうにできあがりました!
お肉の量は控えめですが、充分な大きさに見えますね。
その秘密は、、、お豆腐を使っているからなんです。
さらにこのハンバーグ、つなぎに卵を使わず低蛋白に仕上げています。
代わりにすりおろしたレンコンを使用しているのですが、
そのおかげで食感がモチモチ、ひと味違う美味しさでした。
このような洋食が腎臓病食としてお勧めなのは、以下の理由からです。
・油やバターを使用することでカロリーアップにつながる。
・酸味やスパイスの効いたソースを使うことで減塩につながる。
また、油脂は料理のコクを出すので、
塩分を控えても美味しいと感じさせてくれる効果があります。
そんなことから講義の際、ドレッシングはノンオイルよりも
オイルの入ったものをお奨めしますという話もありましたね。
初めてのご参加者も多く、
質疑応答もいつになく盛り上がりました。
そんな中でも和やかな腎臓病教室となりました。
「先生が身近にいてくれたのでいろいろと質問しやすかった。」
という感想も頂戴いたしました。
以下をクリックするとレシピをご覧いただけます。
次の調理実習形式の腎臓病教室は6月または7月の予定です。
その前の3月に、市民公開形式(講義のみ)の腎臓病教室もありますので
ぜひご参加ください。