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2023.10.01スタッフの声

日本急性血液浄化学会学術集会でシンポジストとして発表しました

第34回日本急性血液浄化学会学術集会でシンポジストとして発表した山口医師(14年目)のコメントです。

重症患者の腎代替療法中における循環安定化や体液管理に対して、
従来はContinuous renal replacement therapy(CRRT)と呼ばれる対応が一般的でしたが
近年は、長時間透析だけでなく,高Na透析・低温透析・無酢酸透析など複数の透析手法を併用する
multimodal approachという対応の有用性が報告されています。
CRRTには実は栄養状態や貧血を悪化させやすいといった様々な弊害(CRRT trauma)も存在し
CRRT traumaが問題となりやすい症例にはCRRTではなく、
multimodal approachを利用した間欠透析で対応するという治療選択肢が生まれてきています。
また、当院ICUではCRRTにもこうした対応を応用することで
より重症例の救命が可能となっていると考えています。
今回は、当院ICUでのmultimodal approachの施行方法に関して発表をしてきました。

第34回日本急性血液浄化学会学術集会
ウインクあいち
2023年9月30日(土曜日)・10月1日(日曜日)
シンポジウム2 重症患者の体液管理とderesuscitationにおける血液浄化の役割
当院ICUにおけるmultimodal approachの施行方法
山口晃典

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