記事詳細
2017.08.14
第51回信州大学医学部附属病院腎臓病教室の報告
7月22日(土)に開催された腎臓病教室(調理実習)の報告です。
今回は「エネルギーの確保と減塩」をテーマとした講義と
「腎臓病のための中華料理」の調理実習として酢豚などを作りました。
中華料理は以前からご希望が多かったのですが、
野菜や肉も多く使うし、味も濃いし
腎臓病食としてはハードルが高そう。。。
反面、油を多く使うのでカロリー摂取には良さげ、
さて、どんなレシピで調理したのでしょうか???
献立は、ご飯、豆苗の中華スープ、酢豚、青梗菜のナムル、くず餅 でした。
いつも通り、実習に先立ち講義が行われました。
調理手順の説明はもちろん、
医師と管理栄養士が毎日の食事作りへのアドバイスなど
資料を示しながらお話させていただきました。
そして調理実習開始です。
これまでの実習では、当院の薬剤師が調味料も含め材料を全て、
あらかじめ計って各班に配っておりましたが、
今回から栄養部の提案で、
塩分に関わる調味料は参加者に計っていただくこととしました。
その方が、実際の塩の量など実感できますね。
某班の完成写真です。美味しそうにできあがりました!
今回のレシピはこちら → 酢豚等レシピ.pdf
今回のメニューのポイントは
・油でエネルギーを確保
・ゴマ油で香りとコクを出す
・酸味で減塩
なるほど、酢やゴマ油を使う料理は、腎臓病食として、なかなか良いようですね。
以下、参加者のご感想です。
・塩分とか調味料の計り方がわかった。計量の大切さもわかりました。
・栄養士、薬剤師、医師と交流でき、話しができて良かった。気持ちもあたたかくなった。
・酢豚がボリュームもあって美味しかった。 等々。。。
次回は12月10日(日)の開催を予定しております。
是非ご参加ください。